杜氏の酒日記(2003年)
浅沼清輝杜氏が酒造りに懸ける情熱を見習杜氏増井美和が日記にしました。      by Miwa/M

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2月23日(日) 雨  10℃
2月24日(月) 雨  10℃

◆しずく

   

     2月19日の続き。
     ポタポタ。ポタポタ。しずくが落ちます。一晩かけて
     そのしずくを斗びん(液体が約1斗=18リットル入る
     ので斗びん)にとります。

     

 

 

         落ちたしずくの最初、全体の8%くらいの量を"あらばしり″
     と言います。我社の場合、1本のタンクに200リットルくらい
     のもろみをつるので、16リットルくらいでしょうか。これを、そ
     のまま製品販売する蔵もあるのですが、なにせ味があらい
     ので我社ではしていません。(でも、あらばしりファンも多いの
     ですよ。)あらばしりは醗酵させていたタンクに戻します。
     (※醗酵タンク丸々1本首つりすることはまずないです。)
   
   


     しずくをためた斗びん。無濾過のお酒には必ず色があります。
     色だけを見て「なぁんだ、これ古酒じゃないか!」と言わない
     でください・・・。また、「市販酒には色がないじゃないか!」と
     いうご指摘も受けると思います。無濾過のお酒は非常に管理
     保存が難しいのです。ですから市場に出回るお酒は雑味など
     をとるために濾過をするのですが、その時にいいのか悪いのか
     色もとれてしまうのです。

       
       

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